東京・新宿  伊勢丹「七夕 乞巧(きこう)・星の座飾り」+白の細い皮ベルト

  • 2018.07.28 Saturday
  • 13:00

JUGEMテーマ:アート、デザイン、日々 / Art, Design, LIFE

 

 

久しぶりに「伊勢丹新宿店」を訪ねました。

創業は明治19年

神田旅籠町に伊勢屋丹治[呉服店]として創業しました。

 

 

 

 

建物の外観にも歴史を感じます。

実は外観の写真を撮っていましたが消してしまってネットの写真をお借りしました。

 

 

 

 

 

母の形見のオメガの時計のベルトが古くなって、繊細で細いベルトのせいか名古屋では扱っているお店がなく、老舗の伊勢丹新宿店で探すことにしました。

 

普段は携帯で時間を調べることがほとんどですが、訪ねる場所や服によって腕時計をします。

歴史のあるものを一緒に身に着けることは、背景にあるオメガの歴史も一緒に身につける事になります。

 

 

そんな古い時計にふさわしいものを探していましたが、やっとクロコダイルの白のベルトを見つけました。

たかが時計のベルトですが、アンティークや骨董と同じで、古いものを大切に使いながら、次の代へ繋げていくことが「ものを大切にしていくこと」に繋がっていきます。

 

末娘が気に入っている時計なので、次は娘の腕に生き続けることを思うと時計にもロマンを感じます。

 

 

 

 

 

 

 七夕 乞巧(きこう)・星の座飾り

 

 

日本文化と室礼のセミナーを2016年の3月から始めました。「日本の文化」に興味を持ってくださる若い方も増えてきて嬉しいですね。

7月は「七夕の節句と日本の陰陽五行」についてお話をしましたが、その時の室礼として「七夕  乞巧(きこう)・星の座飾り」を床の間に飾りました。

中国から伝わったこの「乞巧奠・きこうでん」の飾りを伊勢丹新宿の5階にある和食器のコーナーで扱っていることを知って、取置きをお願いしました。

 

 

 

 

 

 現在も行われている京都・冷泉家の乞巧奠(きこうでん)の飾り

 

 

七夕は日本では新暦の7月7日と旧暦の8月7日に行われます。

古来、中国から伝わった乞巧奠(きこうでん)の7月7日の風習が、日本の織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)(牽牛・けんぎゅう星)の星の伝説と結びついて、七夕祭りは「星まつり」とも言われています。

 

 

 

 

 

市中繁栄七夕祭り・しちゅうはんえいたなばたまつり

 

7月7日の七夕祭の日の江戸時代の風景です。

七夕は本来「一夜飾り」です。

江戸の空にたなびく七夕飾りが、江戸の町の平和を物語っています。西瓜、そろばん、大福帳、鯛など色とりどりの七夕飾りが風になびいています。

前景に見える商家の白壁の蔵も映えて、はるか彼方には富士山も見え、江戸の繁栄ぶりをこの一枚の浮世絵からも見えてきます。

 

 

 

この浮世絵は「越前和紙」に刷られたもので、日本文化の一つとして「暮らしに飾って」残していきたいものの一つです。

 

 

去年の七夕(たなばた)にはこの歌川広重の浮世絵を購入して飾りました。

日本の四季によって各地で行われる「お祭り」や「節句」の意味も知って、

暮らしの中に日本人の「美しい文化」を取り入れて、季節の色を愛でながら暮らすことは「豊かなこと」です。

 

 

8月13日から16日のお盆の室礼(しつらい)が終わると、

9月は重陽(ちょうよう)の節句の室礼をします。

「菊の節句」とも言われ菊の花が最も美しく咲き誇る季節

9月は「菊の室礼」をします。

 

 

五節句にはどんな室礼をするのか、昔は母親から娘に伝えられてきましたが、五節句の季節になったことにも気づかないうちに一年が終わっています。

五節句の室礼をしなくても一年は過ぎていきますが、日本人として守り続けていきたい「美しい文化」です。

 

 

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