JUGEMテーマ:アート、デザイン、日々 / Art, Design, LIFE
夏野菜と「九州・東北で見つけたいいもの展」
8・16 SUNー22・SAT
11:30−18:00
会期中無休
玄関の室礼に飾った作品は大分県竹田(たけた)市にある「オレクトロニカ」のお二人のアトリエを訪ねた時に購入した作品
右側の2本の「古い塔」は福岡で見つけました。
作品の下に敷いた布は今回の旅ではなく、NYのアンティーク市で見つけたアフリカの「泥染め」
珍しい色と柄が気に入って購入しました。初日に購入された方がいて別れるのが寂しかった作品です。
庭に咲いていた羊歯(しだ)と蔓(つる)ものを飾った「ガラスの花器」は福岡で見つけた作家さんの作品です。
オレクトロニカの空間
ネットの写真をお借りしました。
オレクトロニカとの企画展は2020年3月に木工作家・小倉広太郎さんとの企画展が予定されています。
初日は大分の作家さんお二人もはるばる名古屋へ来てくださることになっています。
隣にある「猿竹工芸商會」も訪ねて作品を購入しました。
今回の旅で巡り合ったものたちが、購入された方たちの生活に寄り添って美しい空間になりますように。
私たちが「使ってみたい」「飾ってみたい」と思うものだけを厳選して購入しました。
作家の作品は一点ものも多く、企画展でしか購入できないものもあります。
飛騨高山からは夏の高原野菜が入荷しています。
農薬を使わない有機野菜は生でも美味しく、サラダにしても、ピクルスにしてもおいしい。
レストラン154のパティシエがこの夏野菜を使って「ピクルス」を作りました。
ピクルスは野菜が腐る心配もなく、お豆腐やパスタにお肉の付け合せにも便利です。
企画展中はカフェもオープンしていますので、焼きたての「焼き菓子」と冷えたお茶をご用意しています。
メインテーブルには盛岡で見つけた「ワイングラス」と「猿山工芸商會」のタンブラーと器が並んでいます。
ワイングラスは小さめですが、よく冷えた白ワインが合いそうです。
「猿竹工芸商會」の型皿の大中小の器
(画像はネットからお借りしました)
取り皿として重ねてテーブルに並べても、邪魔にならないデザインです。
こちらもネットから写真をお借りしました。
企画展のテーブルコーディネートに使った「カトラリーレスト」や「パン皿」
小さな型皿には木のスプンを添えて、中国茶のお菓子のお皿としても使えそうです。
お膳に並んだ九谷焼きの「雲形の長皿」は金沢で見つけた白磁の器。
小さなガラスコップを合わせて「先付け」のお皿として並べました。
福岡で見つけた「銀彩の箸置き」は初日に料理を作ることが好きな方が購入されました。
シックでモダンなデザインに一目惚れした「木曽檜のお箸」。
和のテーブルコーディネートするために使いやすく、デザインが美しいお箸を探します。
この木曽檜の縦線とこげ茶の色が気に入りました。
しっかりとした作りで使いやすいお箸です。
古美術のお店で見つけたお箸なので「古もの」ですが、確かな作り手のお箸をこんな「古美術」のお店で見つけることができます。
左端は盛岡で見つけた「津軽のこぎん刺し」の風呂敷
シックな色合いで美しいデザインのこぎん刺しです。
桐の箱に入っている福岡で見つけた宝瓶(ほうひん)と茶杯(ちゃはい)のセット
右端は秋田県角館(かくのだて)で見つけた山桜の樹皮で作られた美しい木目の「茶托」
山桜の「茶托」はよく見るものですが、「美しい模様」の茶托は珍しいものでした。
自然が作り出す模様なので同じものはなく、4点しか購入できなかったのが残念でした。
岩手県の遠野(とおの)は「遠野物語」を書いた柳田國男(やなぎたくにお)の本を読んでいて、いつか訪ねたいと思っていた町です。
その場所で巡り合った江戸時代から続いているお茶屋さんを見つけました。
新茶とほうじ茶が入った白地に黒の文字が美しい「袋のデザイン」にも惹かれました。
籠は岩手県の遠野(とおの)と盛岡で購入したもの。
以前購入した韓国のお弁当箱も一緒に飾りました。
燦々と光が注がれている窓辺に自然素材で丁寧に手で編まれた籠が並んでいます。
右端の「イタヤカエデの籠」も(角館・かくのだて)の「武家屋敷」で見つけた作品です。
四角い形が珍しく購入しました。「武家屋敷」を訪ねた日は洪水のように雨が降っていました。
雨で訪ねてくる人も少なく黙々と籠を作り続けていらっしゃいました。
小さなおにぎりやいなり寿司を入れて、車での旅にこんな「籠」におやつを入れて出かけるのもいいですね。
イタヤカエデの籠を韓国で買った白のリネンのランナに京都で見つけた房がついている「深緑の布」にガラスのポットと一緒に飾りました。
このガラスは富山のガラス作家・三野直子さんの作品
今回は一輪挿し・ティーグラス・お皿・リングホルダーを購入しました。
透かし模様が美しいガラス作品です。
左端に見えるガラスも三野直子さんの「茶則(ちゃそく)」です。
右手前に見える白磁の「茶入」は京都で見つけた作品
台湾の九份で購入したお茶をこの茶入に入れてみたいと思い購入しました。
福岡で見つけた手つきのガラスコップは「新潟のガラス工房」の作品です。
コースターは福岡で見つけた「古いもの」ですが自然の木のデザインが珍しいものです。
このコースターも初日に来てくださった方が購入されました。
私自身も好きなデザインだったので売ることをためらいましたがこれもギャラリーの宿命ですね。
「くるみクッキー」は盛岡を訪ねたら購入したいと思ってお菓子です。
盛岡でしか購入できない貴重なクッキーなので紹介したいと思いました。
自分たちのためのお土産でしたが。。。。。
胡桃は時々おやつとして有機の乾燥レーズンと一緒に食べています。
取り寄せるのも難しいクッキーなので企画展に並べました。
小さなお鍋は秋田県で見つけた「南部鉄器のキャセロール鍋」
渋いマットな黒でおしゃれな小鍋です。
こんな小さな鉄のお鍋を一人分の「器」としてテーブルに並べても合いそうですね。
青森で見つけた「カヌレ」をガラスドームに飾りました。
青森県立美術館のミュージアムショップで見つけたフランス菓子の「カヌレ」の作品
始めは「本物のカヌレ」と思いましたが作家さんの作品でした。
作品の下にある古い本は福岡のアンティークで見つけた本
古い本も好きなものの一つで、新しい本も購入しますが、古い本も購入します。
こんな風にインテリアの一つとして飾るのも美しい飾り方です。
最後は青森県南部町の「洋梨の缶詰」と「洋梨のジュース」
デザインに一目惚れして自分たちのお土産に購入しましたが、飲んでみるとあまりにも美味しいので紹介することにしました。
洋梨は青森の南部町でしか採れない「ゼネラル・レクラークの洋梨」で作られていました。
津軽で購入した林檎
ほんのり赤く染まった色がかわいい。
太宰治記念館の「斜陽館」を訪ねた時に購入しました。2階の窓辺に飾っています。
企画展が終わったら、この小さなりんごをストウブのお鍋でじっくり煮て、朝食のヨーグルトにかけたり、トーストしたパンにのせて食べるのを楽しみにしています。
暑い日が続いていて車から降りると突き刺さるような日差しに負けそうになります。
8月16日の企画展初日はお盆最後の「送り火」の日でした。
暦では16日からは初秋になり、夕方になると風が吹き始め、秋が感じられる季節になります。
暑い中での企画展ですが、初日には多くの方が来てくださいました。ありがとうございました。
遠くて訪ねることができない人たちのためにも、こんなに「美しい作品」がまだまだ日本で作られていることを伝えたくて
企画展としてお届けしました。
暑い日が続いていますので水分をしっかりと補給してお体をご自愛ください。
これからは訪ねた旅先で巡り合った「美しい風景」も紹介していきます。
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