浮世絵の色とインテリアとして「兜(かぶと)の平飾り」を飾る

  • 2018.05.19 Saturday
  • 03:49

JUGEMテーマ:アート、デザイン、日々 / Art, Design, LIFE

 

 

 

 

 

          五月の端午のしつらい

 

振り振り(ぶりぶり)と香合

香合(こうごう)はお香を収納する蓋つきの小さな容器のことで、茶の湯ではお香を3個入れておくための器です。

 

振り振りは 江戸時代の子供の玩具の一つで、八角形の「物を打ちたたく工具」に七宝(しっぽう)文様が描かれた小さな車輪がついています。

お正月や魔除けとして「端午の節句」にも飾られます。

 

 

5月は日本文化のセミナーで「端午の節句の室礼(しつらい)と文様」のお話をしました。

「端午(たんご)の節句」は日本の五節句の一つで、ほかには「雛祭り(ひなまつり)・七夕(しちせき)・重陽(ちょうよう)・節分(せつぶん)」があります。

 

 

京都の「花政」で購入した六角蓮(ろっかくれん)と芍薬(しゃくやく)・錦市場で購入した筍(たけのこ)と刀のような鋭い葉を持つ菖蒲(あやめ)を飾りました。

 

 

 

鎧床飾り

 

 

     「鎧兜飾り よろいかぶとかざり」

 

名古屋中区にある創業明治15年から続く老舗の人形専門店「大西人形本店」は

日本文化のセミナーに参加してくださったことから、レギュームの空間でも「お雛様の企画展」をしていただきました。

本来は鎧兜(よろいかぶと)は無事や健康を祈る「厄払い やくはらい」として飾られるものですが、現代の暮らしは昔とは生活空間も代わり、モダンな空間に合う飾り方を提案したいと思っていました。

 

 

 

 

         小さな兜平飾り

 

鎧兜(よろいかぶと)飾りは男の子の初節句に飾られ、本来は7歳まで飾るものですが、男の子のお守りとしてだけではなく、インテリアの一つとしてリビングやサイドテーブルに飾る「一刀彫りの兜」だけの「平飾り」も提案しました。

小さな木彫りの作品ですが、このくらいの大きさが空間にも邪魔にならず、周りにも「美しい空気」が生まれます。

左には柏餅を、右には粽(ちまき)を飾りました。

 

 

 

 

 

こちらもセミナーで提案した額装した「浮世絵」と「兜平飾り かぶとのひらかざり」

 

 

 

テーブルコーディネートの教室の生徒さんはこの兜ではなく、我が家にある古い「鎧兜」の室礼を見ていただいていますが、今年は

「大西人形本店」の「兜平飾り」をお借りして、シンプルでモダンな飾り方を「浮世絵」と一緒に提案しました。

左右に飾った短檠(たんけい)も上品な菊の装飾で美しい作品です。

短檠は室内用の灯火具のひとつで「茶の湯の夜咄(よばなし)」の灯(あかり)としても使います。

この短檠と「兜平飾り」は大西人形本店で購入ができます。

 

 

兜とともに飾られた浮世絵は銀鼠(ぎんねず)色の額に「新茶」色のマットで「浮世絵」の色とも合わせて額装しました。

浮世絵はモネやゴッホにも影響を与え模写された作品です。

浮世絵の額装は「MANASトレーディング名古屋」との「装飾のセミナー」でイギリスの「ウィリアム・モリスの布」を額装した時と同じ画材店で額装しました。

 

 

 

 

 

この兜の紐(ひも)の赤と「古い帯」に使われていた「月桂樹の文様」が同じ赤でピタリと兜に決まりました。

月桂樹は日本のおめでたい「吉祥(きっしょう)文様」で、額装した「浮世絵」に使われている陰陽五行の五色の「赤・青・黄・白・黒」も「端午」にふさわしい色です。

 

 

兜(かぶと)の紐(ひも)の正絹(しょうけん)の赤は、

悪いものを寄せつけない太陽の象徴でもあり、神社の鳥居にも使われていて、還暦のお祝いの「赤いちゃんちゃんこ」などは魔除けとしても代表的な色です。

 

 

 

 

 

歌川広重の浮世絵「水道橋駿河台 すいどうばし するがだい」

 

 

この額装した浮世絵の作品は末娘が東京藝大の学生の時、一緒に藝大の美術館で観ました。鯉が圧倒的な迫力で前面に描かれ、日本人の持つ「色使い」の美しさに感動しました。

人間国宝の「岩野市兵衛 いわのいちべえ」さんが作る「越前和紙」に刷られた名所江戸百景の一つです。

 

 

 

 

 

     歌川広重像

 

 

 

       

     市中繁栄七夕祭

 

この浮世絵も歌川広重の作品です。見えにくいのですが、江戸時代には短冊竹に短冊(たんざく)と一緒に「瓢箪 ひようたん」や西瓜(すいか)も飾られていたようです。

 

 

 

浮世絵の色からも「植物の色」からも美しい日本の色を教えてくれます。

 

 

初鰹(はつがつお)のおいしい季節になりましたね。

イギリスのアンティークで見つけた「小さなグラス」に白ワインをそそいで、旬の魚を味わっているとつくづく「日本に生まれたこと」に感謝します。

美しいグラスは「西洋」のものだけではなく、日本の作家さんのものにも美しい作品が生まれています。

 

 

庭の「枇杷(びわ)の実も色づいてきました。

この季節には枇杷(びわ)も「しつらい」の一つとして「古い染付 そめつけ」のお皿に盛りつけて飾ります。

 

あっという間に過ぎてしまう一年だからこそ、季節の色を楽しみ、「しつらい」をして、旬のものを食べることが本当の豊かさかもしれませんね。

 

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

  • ミニマリストが憧れるHancock Shaker Village シェーカービレッジ
    マツダ (08/19)

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM