コネチカットにある ザ・グラスハウス(The Glasshouse)+ターキーの羽根で迎え花 

  • 2018.10.11 Thursday
  • 06:43

JUGEMテーマ:アート、デザイン、日々 / Art, Design, LIFE

 

 

 

グランド・セントラルから電車でコネチカット・ニューキャナーンにある建築家「フィリップ・ジョンソン」が自邸として建てた家「グラスハウス」を訪ねました。

 

 

 

 

朝早くグランド・セントラル駅を出発してコネチカット・ニューキャナーンへ

20世紀を代表する建築家の「透明なガラスの箱」に会うために出かけました。

ニューキャナーンまではメトロノースで1時間の旅です。

 

 

車窓から「壁に描かれた絵」を見つけました。

看板ではなく描かれたものでした。

こんな知的な「大きな絵」が描かれているのもアメリカですね。

 

 

「グラスハウス フィリップジョンソン」の画像検索結果

 

建築家  フィリップ・ジョンソン

 

 

フィリップ・ジョンソンはアメリカのモダニズムを代表する建築家。 オハイオ州クリーブランドに生まれ、ニューイングランドで育って、1923年にニューヨークのハックリー・スクールを卒業後ハーバード大学に入学。哲学を専攻

在学中に弁護士の父から譲られた株が高騰し、巨額の富を手にしました。

 

 

 

               グラスハウス

 

モダニズム建築の名作住宅は一度は訪ねたいと思っている住宅でした。

グラスハウスはモダニズム住宅の最高峰のひとつと賞賛されている住宅です。

アメリカに行く機会があったら訪ねたいと思っていました。

 

 

 

テーブルコーディネーターになる前から「建築」を観ることも好きで、フランスの「ロマネスク建築」の「教会や修道院」を訪ねたり、イギリスの「邸宅」に泊ったり、イタリアの建築を観ることも多く、旅の合間には「アンティーク市」も訪ねていました。

 

 

多くの国を旅して建築を観てきたことも「アンティーク」も含めて「本物の装飾や空間」を観ることにつながり、今の装飾にも仕事にも繋がっています。


現在、グラスハウスはナショナル・トラストの所有になっていて、ジョンソンは生前に自分の死後はトラストに寄贈するという遺書を残していました。2007年から、グラスハウスをめぐるツアーが開催されています。

このツアーに事前に申し込んで出かけました。

 

 

 

 

ナショナル・トラストが用意した「グラスハウス」を訪ねるためのバス

 

 

 

 

グラスハウスの SHOPにはモダンな「グラスや花器・キャンドル」が並んでいました。

 

 

 

 

SHOPに並んでいたキャンドルスタンドも

ステム(枝)の部分が細く、高さもあるモダンなキャンドルスタンドでした。

 

 

 

珍しい形のキャンドルでした。

 

 


このキャンドルの白は同じデザインを持っていますが、黒があることは知りませんでした。

買って帰りたかったのですが大きなキャンドルは重く、持ち帰ることは難しいのでモダンなデザインを見るだけにしました。

 

 

 

シンプルな形のグラス

 

 

 

この花のフラワーベースは使ってみたいデザインでした。

一輪ずつ花を挿して高低差を作って飾っても素敵ですね。

 

 

 

 

 

この丸・三角・四角は「万物の基本形」で日本文化がこの形に集約されています。

この三つの形は日本料理の器の基本形です。

日本の衣食住の中にも「信仰や世界観」の中にも埋め込まれてい形です。

 

日本文化のセミナーを教えているせいか、この形は「最もシンプルな形」で見ているだけでも心が落ち着きます。

 

今年の日本文化のセミナーはすでに始まっていて、2019年2月のセミナー「節分の節句と日本料理・精進料理」で終わりますが、2019年3月から始まる「雛祭りの節供の室礼(しつらい)と日本の色」の申し込みが始まります。

 

日本文化にご興味のある方は来年度のセミナーをお申し込みください。

ラ・メゾン・デ・レギューム 

木曜日  10:30ー12:00

詳しい内容はメールにてお尋ねください。

ilyaslow@gmail.com

 

 

 

建築家の本棚の写真

 

この写真からも彼が建築に関する本だけではなく、あらゆる種類の本を読んでいたことがわかります。

最近読んだ陶芸家・安藤雅信さん監修の本にも書かれていましたが、センスを培(つちか)うことで大切なことは「上質なものを見ること」だけではなく、本を幅広く「読書すること」が重要なことと、子供のような「好奇心を持ち続ける」ことだと書かれていました。

 

 

私自身も両親が買ってくれた「少年・少女文学全集」から本との繋がりが一生のものになりました。

 

 

モノクロのグラスハウス

 

グラスハウスで購入した本を現在行われている酒井さんの企画展に彼の作品と一緒に(企画展は10月13日土曜日までです。)

飾っています。

モノクロで撮られた静かな「グラスハウス」が印象的な写真です。

日本人の女性が撮った作品のせいか「日本の墨色」にも感じられて、モノクロの写真も好きなので購入しました。

 

 



 

ガラス板を鉄の柱のみで支えているグラスハウス。

名古屋の風が強い山手に住んでいるせいか、最近の台風で温室のガラスが割れてしまいました。

グラスハウスはハリケーンにもこの周りの樹木たちや石の壁が守ってくれてガラスは大丈夫そうですね。

 

 

 

 

木の実が落ちていたので石の壁に置いてみました。

石も好きなものの一つで、ニースの海岸で拾い集めたすべすべした「丸い石」は今でも大切にしています。

山歩きの時に川で見つけた「小さな小石」も持ち帰って、「花」と飾ることもあります。

空間に苔や石を持ち込むことは自然を持ち込むことにもなります。

 

レギュームの空間にも苔だけを「古い染付の鉢物」に飾ったりしています。

 


 

 

彼の部屋に一枚の絵が飾られていて、自然の風景を描いたものでした。

この絵からも彼が自然から多くのインスピレーションを受けていたことを感じました。


 

 

 

インテリアとして使われていた椅子はモダニズム建築を代表するドイツ出身の建築家。ミース・ファン・デル・ローエの椅子でした。

 

 

ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ
Stamps of Germany (Berlin) 1986, MiNr 753.jpg

ドイツの切手に使われたミース

 

 

彼の言葉の中にある「より少ないことは、より豊かなこと」は私自身もたえず心に留めている言葉です。

 

 

 

一つしかないテーブルからの見える庭の様子

 

 

 

このテーブルからは広い庭がどの方向からも見えて気持ちがいい空間になっていました。

朝・昼・夜と移りゆく時間も楽しむことができます。

 

このテーブルで食事をしてみたいと強く思いました。

 

 

 

 

キッチンのデザインも装飾のないシンプルなものです。

 

 

 

 

プールにさざ波が立っていて「水鏡」のアート作品になっていました。

このプールの光景は忘れられないものになりました。

 

暑い日だったので、このプールでゆっくりと風の音や鳥の鳴き声を聴きながら泳いでいる彼の姿を想像しましたが、

プールに降りる手すりはありましたが、実際はすり鉢状になっているプールなので怖いのですが・・・・・

怖がっているのは私だけかもしれませんが。

 

 

 

 

この2脚の椅子に腰掛けると遠くに「パピリオン」の池が見えました。

 

 

 

 

「人口の池に浮かぶパビリオン」

池の脇に建つ高さ9mのタワーもモニュメントのようです。

 

 

 

 

この「パビリオン」には友人を呼んで「食事会」も開いていたようです。

 

 

 

 

 

森の中に建っていた図書室(書斎)ゴーストハウス

 

 

 

 

 

このトイレのガラスの照明もモダン建築らしい照明のデザインでした。

 

 

 

 

この寄木のヘリンボーンの床材もモダン住宅の特徴です。

現在も洋書などでもよく見かける床材です。

 

2005年、この「ガラス張り」でプライバシーのない家のベッドで98歳の人生を静かに終えました。

この暮らしは彼にとって最後まで愛おしいものでした。

 

 

「美しい住宅を観ること」も心の豊かさにつながります。

今も目に住宅のレイアウトや庭の景色、池の様子などが鮮明に目に残っています。

 

 

 

 

偶然、グラスハウスを去る時に一本の大木の樹の前で「ターキーの羽根」を拾って日本に持ち帰りました。

 

 

 

 

9月25日のレギュームの5周年記念の「迎え花」に飾りました。分かりづらいのですが右側に1本ですが羽根を飾っています。

今回はこの羽根の焦げ茶色からインスピレーションをもらって、オレンジの鶏頭をメインに飾りました。

 

 

この「ターキーの羽根」もグラスハウスの大切な思い出のひとつになりました。

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